ABOUT uniFast

知られていない、
自転車の国から。

バングラデシュで自転車が作られていることを、
私たちも、最初は知りませんでした。

ひとつの偶然の出会いから始まった、
日本の自転車店と、バングラデシュの自転車工場の話です。

02 / THE BEGINNING

始まりは、
近所のお客さんから。

きっかけは、近所でケバブ店を営んでいた バングラデシュ出身のお客さんとの会話でした。

コロナ禍を経験し、飲食店とは違う新しい事業を考えていた彼が、 バングラデシュから日本へ輸出できる商品を探す中で見つけたのが、 現地で生産されているスポーツ自転車でした。

長く自転車業界にいた私にとっても、 バングラデシュが自転車の生産国であることは、まったくの初耳でした。

「本当に始めるなら、
店先に並べてもいいよ。」

その頃は、自分でブランドを立ち上げることなど考えていません。 自転車屋として少し協力できれば―― そのくらいの気持ちから、すべてが始まりました。

03 / FIRST IMPRESSION

普通に、
スポーツ自転車だった。

しばらくして、実際にヨーロッパへ輸出されている バングラデシュ製の自転車の資料を見る機会がありました。

そこに並んでいたのは、 日本でも見慣れた姿のスポーツ自転車でした。

言われなければ、 バングラデシュで作られたものだとは わからなかったと思います。

当時は、使われている部品の詳細も、 実際の生産価格もまだ分かっていません。

それでも情報が少しずつ揃ってくると、 自転車屋としてひとつの考えが浮かびました。

「これなら、日本の自転車市場でも
普通に販売できるんじゃないか。」

WHAT CHANGED

「バングラデシュで自転車を作っているらしい」から、
「日本でも販売できる自転車を作っているらしい」へ。

この小さな認識の変化が、実際の生産現場を 自分の目で確かめたいと思うきっかけになりました。

04 / GO TO BANGLADESH

だったら、
自分の目で見よう。

日本でも販売できるかもしれない。 そう思い始めても、写真や資料だけで 事業として判断することはできませんでした。

どんな場所で、どんな人たちが、 どのように自転車を作っているのか。

「一度、実際の工場を見た方がいい。」

そう提案したことから、 私自身もバングラデシュへ同行することになりました。

実際に工場へ入ってみると、 そこで目にしたのは想像していた以上の生産規模でした。

フレームの製造から塗装、組立まで、 多くの自転車が工程ごとに管理され、 ヨーロッパ市場へ向けたスポーツ自転車が 次々と作られていました。

展示されている完成車には、 想像していた以上に高性能な部品を使ったモデルもありました。

「バングラデシュだから、安い自転車を作っている。」

自分の中にどこかにあったそんな先入観は、 実際の生産現場を見ることで変わっていきました。

WHAT I SAW

知らなかったのは、
作る側ではなく、
私たちの方だった。

長く自転車業界にいても、 バングラデシュがこれほどの規模で スポーツ自転車を生産していることを知りませんでした。

05 / TURNING POINT

「自分たちのブランドを
作ったらどうか。」

最初から、自分たちのブランドを 作ろうとしていたわけではありません。

当初の計画は、工場がすでに生産している 自社ブランドの自転車をベースに、 日本向けの仕様へ変更して販売するというものでした。

自転車の生産では、 ひとつのモデルをある程度まとまった数量で 発注することが一般的です。

サイズやカラーを増やせば、 それぞれに必要な生産数量も増えていきます。 小さな事業から始める私たちにとって、 完全なオリジナルモデルを作ることは 現実的ではないと考えていました。

THEN CAME THE QUESTION

「協力するから、
自分たちのブランドを
作ったらどうか。」

契約を進めていたとき、 工場側から思いがけない提案を受けました。

大規模な生産を行う工場にとって、 私たちが必要とする台数はごく小さなものです。 それでも、日本市場へ初めて進出するからこそ、 市場を育てる意味も含めて できる限り協力すると言ってくれました。

驚きました。 そして、その後すぐに思ったことを覚えています。

「それは、面白そうだ。」

ここから、既存の自転車を日本へ持ってくるだけではなく、 ブランドの名前、ロゴ、車体のデザイン、 モデル構成、部品、フレーム設計まで、 一つずつ話し合いながら形にしていくことになりました。

FROM / TO

FROM バングラデシュの
自転車を輸入する
TO バングラデシュと
一緒に自転車を作る

06 / THE NAME

最初の名前は、
Fast Snail。

自分たちのブランドを作る。 そう決まって、最初に考えたブランド名は 「uniFast」ではありませんでした。

Fast Snail

速く走ることだけを求める 自転車ブランドにはしたくない。

そんな考えから、 ゆっくり進むカタツムリを ブランドの象徴にしてはどうかと考えました。

ところが、創業メンバーからは 「もう少し、かっこよさも必要では?」 という意見が。

FROM FAST SNAIL TO uniFast

UNIQUE ユニーク
FAST 速さ
uniFast

「ユニークで、速いならどうだろう。」 そんな話から、uniFastという名前が決まりました。

A SMALL COINCIDENCE

そして偶然、工場の名前にも「Uni」がありました。

生産を担う工場の社名は、Uniglory Cycle Components。 後から振り返れば、バングラデシュの工場と 日本で生まれたブランドの名前に同じ「Uni」が入ったことも、 この名前で良かったと思える理由のひとつになりました。

07 / TWO COUNTRIES, THREE COLORS

2つの国を、
3色で。

uniFastのブランドを考え始めたとき、 最初に決めたデザインのひとつが 「緑・赤・白」の3本のラインでした。

GREEN
RED
WHITE

JAPAN

緑を隠すと、
日本の色になる。

赤と白。 日本の国旗を構成する2色が残ります。

BANGLADESH

白を隠すと、
バングラデシュの色になる。

緑と赤。 バングラデシュの国旗を構成する2色が残ります。

バングラデシュで作るブランドだからこそ、 その生産国をデザインの中に きちんと残したいと考えました。

日本とバングラデシュ。 2つの国旗は、デザインが同じ色違いです。

そこで、緑・赤・白の3色を 車体デザインの共通モチーフとして使うことにしました。

さらに両国の国旗を並べたマークを作り、 車体の目に入りやすい場所へ配置しました。

FROM BANGLADESH

知られていない、
自転車の国から。

この言葉は、バングラデシュを知らなかった 私たち自身の経験から生まれています。

08 / BUILT BY A BIKE SHOP

自転車屋が作るなら、
直すときのことまで考える。

自分たちで自転車を企画できることになって、 最初に考えたのは 「どれだけ最新の自転車を作れるか」ではありませんでした。

毎日の修理や整備をしていると、 購入するときには見えにくい部分が 数年後に大きな差になることがあります。

ベアリング。 消耗部品。 ホイール規格。 ブレーキ。 変速機。

壊れたときに部品が見つからない。 交換するだけなのに加工が必要になる。 調整しても、なかなか本来の性能が出ない。

そうした自転車を、 自分たちから増やしたくはありませんでした。

01

回転部分は、安くしすぎない。

BBなどのベアリング部分は、 壊れたときの修理負担が大きくなりやすい場所です。 Mayaをはじめ、用途に合わせて シールドベアリングを使った構成を優先しています。

02

駆動系は、SHIMANOを中心に。

SHIMANOは日本の自転車店で広く扱われており、 部品の確認や交換、調整を依頼しやすいことが大きな利点です。

03

日本で手に入る規格を選ぶ。

純正部品がなくても、 日本で流通している別の部品へ交換できる。 そんな余地を残すことを大切にしています。

04

最新であることを、目的にしない。

最新規格、軽量素材、高性能という言葉は魅力的です。 でも、日常で必要か、修理しやすいか、価格に見合うかを 先に考えます。

WHAT QUALITY MEANS TO US

高品質とは、
高価であることではない。

日本の市場で扱いやすいこと。
設計に無理がないこと。
修理するときの負担が少ないこと。

毎日乗って、
いざというときに困らない。

uniFastでは、それも自転車の品質だと考えています。

09 / THE FIRST BIKE

最初の一台だから、
ちゃんとしたものを。

uniFastが最初に想定した大きなターゲットのひとつが、 中学生・高校生を中心とした若いユーザーでした。

以前は、エントリークラスのクロスバイクでも 比較的手の届きやすい価格で、 一定の品質を持ったスポーツ自転車を選びやすい時代がありました。

しかし物価や為替の変化によって、 スポーツ自転車の価格は少しずつ上がっています。

初めて乗ってみたいと思った若い人にとって、 その入口は以前より高くなりました。

価格だけを下げるために、 ベアリングや駆動系など、 購入時には見えにくい部分まで削ってしまえば、 手に取りやすい自転車は作れるかもしれません。

でも、最初に乗った一台は、 その人にとっての「スポーツ自転車の印象」になるかもしれない。

壊れやすい。 調整してもうまく走らない。 修理しようとしたら部品が見つからない。

そんな経験から、 「スポーツ自転車ってこんなものか」と 思ってほしくはありません。

OUR ROLE

スポーツ自転車を好きになる、
きっかけの一台になる。

手ごろな価格で、安定した品質。
日常で使いやすく、壊れたら修理できる。

uniFastは、 最初のスポーツバイクとして 安心して選べる一台を目指しています。

FOR RIDERS

乗ってみたい、を大切に。

ドロップハンドルに乗ってみたい。 もっと遠くまで走ってみたい。 毎日の通学を少し楽しくしたい。 そんな最初の興味を応援します。

FOR PARENTS

選ぶ理由を、分かりやすく。

太めのタイヤ、SHIMANO中心の駆動系、 自転車店の現場から考えた仕様。 専門知識がなくても安心材料を確認できる構成を意識しています。

FOR BIKE SHOPS

修理をきっかけに、つながってほしい。

通販で購入したあとでも、 地域の自転車店へ持ち込み、 普通の部品で整備や修理ができる。 そこから新しい付き合いが始まることも理想です。

10 / AFTER FIVE YEARS

きれいなままじゃなくて、いい。

私たちが見たいのは、
納車された日の自転車だけではありません。

毎日の通学や通勤に使っていれば、 自転車には少しずつ傷が増えていきます。

タイヤが減れば交換する。
調子が悪くなれば整備する。
壊れたところがあれば修理する。

新品の姿を保つことより、 その人の生活の中で使い続けてもらえることの方が、 私たちにとってはうれしいことです。

AND THEN

修理から、会話が始まる。

「この部品、交換できますか?」

「全く同じものはないけど、
これなら使えるよ。」

「それに変えると、
どう変わります?」

通販で届いた自転車でも、 修理をきっかけに近所の自転車店との付き合いが始まる。

そんな自転車であってほしいと考えています。

YOUR NEXT BIKE

次の一台が、
uniFastじゃなくてもいい。

uniFastをきっかけに自転車を好きになって、 「もっと速く走りたい」 「もっと遠くへ行きたい」 と思うようになったなら、 次は目的に合った自転車を選んでほしい。

それが他のメーカーの自転車だったとしても、 私たちの最初の一台は、役目を果たしています。

THAT IS SUCCESS.

それで、
いいと思っています。

最初の一台をきっかけに、 次に乗りたい自転車が見つかる。

それも、私たちが
目指している未来です。

THE BIKE WE WANT TO MAKE

壊れたら直す。
使い方が変われば、手を加える。
そして、たくさん乗る。

特別な一台ではなく、
毎日の中でちゃんと使える一台を。

uniFast